ゆりな

'05/08/01 改装

パッケージイラスト

型番MF-14D
出典Original Waitress Series
キャラ名ゆりな
スケール1/6
発売'97/02 Wonder Festival 1997 冬

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ゆりな1 ゆりな2 ゆりな3
ゆりな4 ゆりな6
ゆりな5 ゆりな7 ゆりな8

ひなのに続き、2年間販売を続けたゆりな。
99年冬をもって販売終了致しました。

初めてゆりなが皆様の前にお目見えしたのは97年冬のWFでした。
私の原型レベルで言うと、Update Hinanoと同時期になります。
たしか、ひなののバージョンアップと並行で作業を行っていたので、
経験上時間的に一番キツかった
思い出があります。

なんたって、当日会場で完成品を塗ってましたからね・・・・・・。うぅ・・。

確か原型がWF2日前にUp
複製開始に至ってはWF当日0:00頃
だったような・・・・
当然数はたいして生産出来ず、10個だけ何とか持っていくことが出来た記憶が
私の心の奥底に眠っています。
新作が僅少しか用意できなかったことを反省し、これ以降のWFは大幅に生産能力が増強されました。
やっとこさ、ちゃんとスケジュール組むようになったんですね。いい経験でした(大苦笑)。

そして翌年の98年冬、このUpdate Yurinaをリリースしました。
初期型では脚のバランスが非常に悪かったので、それを中心に改修しました。
また、初期型ではスカートの渦巻きもモールドとして入れていました。
しかしモールドなしに変更しました。これは、どうしても途中で気泡が入ってしまうので、
修正の手間を考えると始めから自分で作っていただいた方が楽だろうと判断したからです。

複製について、シリコン型作製方法も変更しました。
この頃、複製で一番ネックになっているセット時間(※)の短縮と、
シリコンの絶対量の削減をすることが必要でした。
そのため、1つの巨大なシリコン型で全パーツを抜くという、
今考えると恐ろしいことを行ってたんですね(苦笑)。
結果として、物凄い大きさとスーパーヘビー級な型が出来上がりました。
それはそれはもうとても片手では持てないくらい重いんです。
で、歩留りも逆に悪くなるという結果に陥りました。

そう、1つ欠けただけですべてのパーツをまた抜かなくてはならないんですね(苦笑)。
ちゃんと抜ければ1回で終るんですが、・・・・ま、ハイリスク、ハイリターンってやつ。
この後期生産型は98年冬〜99年冬までに約50個販売いたしました。

※セット時間
キャストを流し込むまでの型合わせ、クランプ作業に費やす時間を指す。

足掛2年、ゆりなは一回のバージョンアップを行い販売してきました。
ひなのと比べると色合的にも地味であり、原型も正直イマイチという感じでそれほど売れず、
商業的には成功したとは言い難いです。
時期的にはひなのとちょうど1レベルずれているので1回のバージョンアップで済みました(苦笑)。
ゆりなはスカートが2重、かつ物凄く大きいパーツを1発で抜いたのでコスト的にも高くついてしまい、
販売価格に跳ね返ってしまいました。でもJAFで結構売れた覚えが・・・・・・
うーん、いかんせん売れ筋ってのは読めない。
まぁこのゆりなから、私の原型レベルもある程度安定してきたのも事実です。

ひなのほどのハデさとは対照的に落着いたデザイン。
私的には現実の女の子にコスプレさせるならコレでしょう!!!。
※奥方とは本当にこのコスプレしたのが出会いのきっかけです(豪笑

また、99年冬WFに於ける生産の際に、型が完全に壊れてしまい絶版となりました。
巨大型の弊害ですね(泣)。 とりあえず今までお疲れさまでした、と言っておきましょう。
さすがにひなのほど思い入れは深くないのですが、寂しいことには変りません。


uu